そばの品質

理想を目指して、真正面からそばと向き合う

「うまいもん作らなきゃだめだ」が口癖だった初代の志を継ぎ、昭和25年の創業以来、伝統の味を守りながら素材の持つ自然の味わいを大切により良い製品づくりを追求してまいりました。
「技術の追求」「顧客第一主義の実践」「挑戦し続ける姿勢」を信条とし、乾麺、半生麺、生麺で現在100種類を超える製品を展開するメーカーへ成長いたしました。
近年では、日本国内だけではなく、国際線の機内食での提供をはじめ、世界の皆様にも本物の日本そばをお届けできるようになり高い評価をいただいております。
今後とも、伝統の製法を継承しつつ、技術革新を進め、より多くのお客様へ本物の味をお届けするべく、さらなる品質の向上と食の安全管理に努めてまいります。

乾燥イメージ

素材について

農作物であるそばや小麦は、同じ銘柄であっても収穫年によって収量や品質が異なるもの。
信州戸隠そばでは、原料を厳選し、配合のバランスを考えながら、どの様にすれば美味しく、安定した製品をご提供できるかを日々研究し、商品開発・製造に取り組んでおります。
常に変化する温度や湿度などに応じて加水量や練り時間、熟成温度も細かく調整。
品質管理保持のための努力を惜しみません。

製麺について

国家資格である製麺技能士の有資格者が社主をはじめ多数名在籍する当社では、素材の持つ自然の味わいを最大限に引き出しながら、原料の厳選から製麺までを一手に担い、伝統の技を駆使したこだわりのそばづくりを行っております。乾麺、半生麺、生麺、それぞれのそばに加え、うどんや冷や麦といったその他の和麺もそろえラインナップも充実。
また、多様化する顧客や市場のニーズ、多岐にわたる食文化の変化を把握、分析し、それにお応えできる創意工夫のある製品づくりにも積極的に取り組んでおります。
こうした取り組みが、そばの本場・信州で行われている、半世紀を超える歴史ある「長野県信州そば品評会」における、農林水産大臣賞、農林水産省総合食料局長賞、長野県知事賞の受賞など、高い評価に繋がっていると考えます。

乾麺のそば

当社では十割そば、八割そば、信州戸隠そば、更科そばなど定番商品の他に海藻や抹茶などを練り込んだ変わりそばも得意としております。挽きたてのそば粉を使用し、自然乾燥に近い熟成乾燥と独自の高温乾燥をそばの種類により使い分け、そば本来の美味しさを追求したこだわりの乾麺です。

乾麺

半生そば・生そば

土産店や量販店に並ぶ半生タイプのそばの多くは、一定の水分を抜いた麺を蒸気殺菌して、蒸したものですが、熱を加えることによる、そばの旨みや風味の損失は避けられません。そのため、当社では独自の非熱処理製法で製麺を行っております。水分調整により、半生の仕上げを可能にしているため、加熱等によるそばの成分・旨み等の損失がなく、生そばの風味・食感が活きています。常温で2〜3ヶ月の保存が可能です。

半生そば

生麺

そばの香りが高い石臼挽きそば粉を使用し、打ち立ての生そばの美味しさを味わっていただけるよう、保存料や添加物などは一切使用せず包丁切り仕立てで1本1本カドの立つ風味豊かな本格生そばに仕上げております。つゆや生芋わさび、七味唐辛子や野沢菜などを詰め合わせた産地直送ギフトはご家庭で本場信州の手打ちそば屋さながらの味をご堪能いただけます。

生麺

十割そば

主力商品の一つとして、そば粉のみを原材料にした本物の十割そばをご提供しております。「本十割そば」の商品名で平成3年の製造から現在まで製造が拡大され、平成28年の第37回食品産業優良企業等表彰をいただきました。数少ない十割そばメーカーの中でも当社の十割そばは、しっかりとした風味と食感が特長です。また半生そばでも展開しております。

十割そば

コンタミネーション(特定原材料等の混入)の防止

食品におけるコンタミネーションの中でも特定原材料(アレルゲン)の混入は、生命を脅かす重篤な症状につながる可能性があるため特に注意が必要です。当社では、徹底した原料の管理や製造ラインの清掃と衛生管理により、コンタミネーションの危険が大きいとされる十割そばであっても安全に製造することを可能としております。定期的な品質検査においてもコンタミの基準値をクリアし、適合品としての評価を得ています。

機械メンテナンスや清掃
コンタミ防止も考慮し、機械メンテナンスや清掃はていねいに実施します。

機械の水洗い
拭き掃除はもとより、そば製造に際しては機械の水洗いも行います。